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素振りでできるマメについて考える [打つ]


こんにちは。

江夏川です。


今回は素振りをすると誰でもできる「マメ」について考えていきます。


マメは言うまでもなくバットを振ると手のひらにできる皮膚が厚くなった部分です。


皮膚が剥けてしまい痛い思いをしたことは誰しもあるんじゃないでしょうか。



大抵の方は全力で100~200スイングもすればマメの1つくらいはできるでしょう。



しかし、超一流と呼ばれる打者(王貞治氏やイチロー選手)ともなるとマメができない模様です。



これはバットを振るのに無駄な力が入っていないからというのが理由だと言われています。



私は実際に超一流選手の手のひらを見たことがないのでなんとも言えないのですが、マメができない=いくらでもバットを振れるということですよね。



江夏川レベルだと1日300スイング!と決めても2,3日したら手のひらの皮膚が剥けてしまってとてもバットを振れなくなります。

※テーピングしても痛いものは痛いです。



一流選手=無駄のないスイングをしてる=マメができない・手のひらの皮膚が剥けない=たくさんバットが振れる

その他大勢=ムダのあるスイング=手のひらが痛い=バットが振れない


一流選手とその他大勢の実力格差が年々大きくなっていくのはこのような理由もあるんじゃないでしょうか。



素振りしても全然手のひらが痛くならないと、なんだか物足りない感じがして「スイングに問題があるんじゃないか」と考えてしまいがちですが、バッティング技術を向上させるために

「全力で素振りしても全然手のひらが痛くならないスイングを目指す」

というのも面白いアプローチかもしれません。



ただの思いつきなんですけどね。


バスターで打つ意味とは [打つ]

こんにちは。

江夏川です。


今回は「バスター」について書いていこうと思います。


ご存知のとおり「バスター」とは、バントの構えからヒッティングする行為を指します。



一般的にメリットは、

・相手にバントと思わせてヒッティングするので相手のウラをかくことができる。

・スイングがコンパクトになり、ミート率が向上する

といわれています。



一般的にランナーがいる時に行うことが多いバスターですが、確実にミートするためにランナーがいなくてもバスターで打つバッターもいますね。


現在ソフトバンクホークスに在籍する細川 亨捕手も一時期ランナーがいなくてもバスターで打ってましたね。



上記2つのメリットは疑いようがないのですが、バスターをしてもイマイチミート力が上がらないバッターがいることも事実です。



バスターで確実にミート力を上げるには、次のことを注意してバスターを行うとよいのではないでしょうか。



ボールがくるギリギリまでバットを引かない



バットを引く=バントの構えからトップの位置にバットを持っていく

ということですが、バットを引くのが早過ぎるとバスターのメリットである「コンパクトなスイング」ができなくなってしまいます。



江夏川が考えるコンパクトなスイングとは

バットが遠回りしておらず、なおかつバットに遠心力が伝わっている打ち方

です。



そのためには、スイングのどの段階でバットが最も体に近づいたかが重要となります。


前田智徳連続写真.jpg


私の尊敬する前田智徳氏の連続写真ですが、この連続写真だと、4枚目がバットが最も体に近づいた瞬間となります。


バットが最も体に近づくタイミングが早すぎればバットは遠回りしますし、遅ければ内角しか打てないスイングとなります。




バスターに話を戻しますが、バットを引く(バットをトップに持っていく)タイミングが早過ぎると、スイングを開始する前に「バットが最も体に近づいた」状態ができてしまい、バットが遠回りする可能性があるのです。



なのでバスターで重要になるのは、バットを引くタイミングをギリギリまで遅らせることであると江夏川は考えます。



「バットを引きながらスイングを開始する」という感覚でもよいかもしれません。



以上が江夏川のバスター考です。



前田智徳氏の打撃フォームを手に入れる方法 [打つ]

こんにちは。

江夏川です。


今回のお題は「前田智徳氏の打撃フォームを手に入れる方法」です。


そんなことができたらとっくにプロになれるので、正確には「前田智徳氏のフォームに近づく方法」です。



ではまず前田智徳氏の打撃フォームの連続写真です。

前田智徳連続写真.jpg


つぎに動画。


ちなみに江夏川は試合よりも練習中の動画を重視しています。

練習中の動画はその選手が意識していることが強調されると考えているからです。






江夏川が考える「前田智徳氏の打撃フォームを手に入れる方法」は3つあります。



ではさっそく1つ目。



太ももの内側(内転筋)にめっちゃ力を入れながら構え→スイングするく



非常にわかりにくいですが、字で書くとこんな感じになります。

連続写真を見る限り、前田智徳氏の足は少々内股になっているように見えます。


これは内転筋に非常に力が込められているからであると見ます。


多少内股に見えるほどに内転筋に力を込めながら構え→ステップをすることで、前田智徳氏のようなタイミングの「間」を手に入れられると思われます。




続いてその2


トップ(スイング開始の直前)の時にバットを首から左肩のあたりに倒す




これはティーバッティングの動画で非常に強調されている動きです。


江夏川はバッティングのトップの作り方(スイングに入る直前のかたち)は大きく2通りに分けられると考えます

・バットが寝ている

・バットが立っている

という2通りです。



前田智徳氏は寝ている方のバッターということですね。

※若い頃の前田智徳氏はトップの時点でバットが立っているのですが、晩年はトップの時にバットが倒れているように見受けられます。



最後の項目です。


バットのヘッドを最短距離で出す



これもティーバッティングの動画で大変強調されている動きです。




前田智徳氏のティーバッティングではバットのヘッドがかなり斜め下方向に向かって走っていますが、試合ではフルスイングするのでバットのヘッドには遠心力がかかり、連続写真のような弧を描くのです。



トップの時にバットが寝るバッターが、連続写真のような「バットのヘッドが弧を描く」ことを意識するとバットが遠回りしすぎてしまいます。




他の記事でも書いていますが、


トップの時にバットが寝るバッター → バットのヘッドを最短距離で出す

トップの時にバットが立っているバッター → できる限り脱力してバットを「落す」ようにスイングする


というのは必要不可欠です。


「バットを最短距離で出す」なんて時代遅れ、という説がだいぶ浸透してきましたが、トップの段階でバットが寝るバッターには必要な考え方であると思います。



また、1つ目に書いた

「太ももの内側(内転筋)にめっちゃ力を入れながら構え→スイングする」



バットを寝かせてトップを作り、バットを最短距離で出す

という打ち方は大変相性が良いように思います。



なんでかはわからないんですけど。





というわけで以上3点が「前田智徳氏の打撃フォームを手に入れる方法」でした。


逆方向に打ち返す方法 [打つ]

こんにちは。

江夏川です。


今回は逆方向に打ち返す方法について書いていきます。


「逆方向」とは、右バッターならライト方向、左バッターならレフト方向のことを指します。


特に日本のアマ球界において右バッターがライト方向に打つことができるか否かは大変重要な課題となります。


江夏川は右バッターなので、ここでは右バッターが意識すべきことを書きます。

左バッターは左右逆にして読んでいってください。



逆方向に打ち返す方法とはズバリ


ピッチャーのボールがショート方向から飛んでくる意識で打つ

※左バッターならセカンド方向からボールが飛んでくる、となります



ことです。




これによって体の開きが抑えられ、勝手に打球がライト方向に飛んでいきます。


10年以上右打ちができなかった江夏川が、これを意識したら1球目から打球がライトに飛んでいったので効果は期待できるでしょう。


ちなみに江夏川の場合は、スイングの瞬間に捕手寄りの足(右足)がサード方向に勝手にずれました。

(元巨人の仁志敏久氏のような足の使い方です。あくまで参考までに)



ちなみ右打ちに関しては絶大な効果を発揮する「ボールがショート方向から飛んでくるつもりで打つ」ですが
、内角に速球を投げられると対応できません。
(たぶんバットを折られます)



なにせ体が全然開かないんですから。



追い込まれてから使用する場合はご注意を。



神主打法の習得方法 [打つ]

こんにちは。

江夏川です。



前回の記事で神主打法のメリットについて書きましたが、、今回は神主打法の習得方法を書いていきます。



前回の記事でも書きましたが、神主打法の真髄は


トップ(スイングする直前)の時点でバットのヘッドが体から離れたところにある


ことです。



よって、神主打法の習得方法とは、


トップの時点で、バットのヘッドを体からできるだけ離す


ということになります。
(当然ですが)



ただ、トップの時点でバットのヘッドが体から離れていると・・・

「ほんとにスイングできるの!?」

って感じになります。


特にいままでバットを体(右打者なら右肩付近)に引きつけてトップを作っていたバッターは、「絶対スイングできねえ」という感覚に襲われることでしょう。


あるいは「ものすごく内角しか打てなさそう」という感想を持つかもしれません。



実際江夏川もこの感覚に勝つことができず、長年神主打法の習得をあきらめていました。



しかしこの感覚に負けて、トップの際にバットを体(右肩)に近づけてしまうと一生神主打法をモノにすることはできません。



トップの時点では体から離れた位置にバットのヘッドはありますが、体が回転を始めればバットのヘッドは体(右肩)に巻き付くように近づいてきます。


このとき腰が回りすぎていると、本当に内角しか打てません。



なので体は、回転を初めているんだけどバットのヘッドが右肩近くに巻きつくまで腰を回転させないという動きが必要となってきます。


なんだか難しく感じますが、一度感覚をつかんでしまえば「ああそういうことね」となると思います。



実際に神主打法のフォームでボールを打つ方が手っ取り早いかもしれません。


意識すべきは、ボールが飛んでくるまでバットのヘッドを体から離れた位置に置いておくことです。



スイング直前に「うわー!差し込まれる!」という感覚があると上手くいくことでしょう。


そこからバットを出すと不思議なことにバットがしなるように出てきて、いい当たりが打ててしまうのです。



慣れてきたら、トップの時点でバットが寝ないように(=背中側に倒れないように)意識するだけで良くなります。



ぜひ神主打法をお試し下さい。



一度出来てしまえば、バッティングの幅が劇的に広がりますよ。



神主打法のメリットと真髄とは [打つ]

こんにちは。

江夏川です。


今回はかの有名な「神主打法」について語っていきます。


ご存知のとおり神主打とは構えた時に腕とバットを自分の体の前方に傾けるフォームです。


この打法のメリットは、構えの時点で脱力できるからインパクトの瞬間に力を爆発させられる、とか言われていますが・・・・



江夏川は神主打法のメリットはまったく違うところにあると考えています。




ずばり

神主打法のメリットはバットが遠回りすることを防ぎ、なおかつ強い打球が打てること

です。



このメリットを享受するためにはある条件を満たさないといけません。


その条件とは、

トップ(=スイングに入る直前)の時ににバットが右肩の近くにない
※左打者なら左肩

ことです。



むしろ、その条件を達成するために神主打法を行うのです。



トップの時点でバットが右肩の近くにない=バットのヘッドが体から離れた場所にある

とも言えます。



スイングを行うためには、かならずバットのヘッドが右肩付近に近づかないといけません。

この動きなしでスイングしても、強い打球を放つことは100%できません。



しかし、トップの時点でバットのヘッドが右肩付近にあると、バットが遠回りしてしまいます。





トップの時点で右肩から離れた場所にバットのヘッドを置いておけば、バットの遠回りを防ぐことができます。


しかも、右肩から離れた位置からバットのヘッドがスタートするので、バットのヘッドがより長い距離を走ることができ、スイングが加速しやすいのです。


この動きを「バットがしなるように出てくる」と表現する場合もあるようです。



これが神主打法のメリットであるというのが江夏川の結論です。




しかし、神主打法にも弱点がありまして・・・・それは、


バットがボールに当たるまでに時間がかかる


ことです。



先ほど申し上げたとおり、神主打法のバットのヘッドは通常よりも長い距離を走ってきます。


それはつまり、スイング開始からインパクトまで時間がかかるということ。



これでは内角の速球に間に合わなくなってしまいます。



それを改善するために、神主打法を採用している打者にはアウトステップ(右打者ならサード方向にステップすること)を採用しているケースが見られます。


落合博満氏や中村紀洋氏なんかはいい例ですよね。



アウトステップしない神主打法の使い手は小笠原道大氏です。


むしろインステップする神主打法の小笠原氏。


内角球を打つ時(空振りするとき)ヘルメットが飛ぶことがありますが、古田敦也氏の解説によると、これは「内角の珠に慌ててバットを出しているから」だそうです。


よって、神主打法はバットを出すのに時間がかかると見ていいんじゃないでしょうか。



では今回はこのへんで。




バッティング トップの作り方とバットの出し方 [打つ]

こんにちは。

江夏川です。


今回はバッティングのトップの作り方とバットをどうやってボールに向けて出せば良いかを書いていきます。


ここではバッティングのトップは、「バットを振りに行く直前の状態」と定義します。


このトップの作り方によってバットの出し方は変えなくてはいけないと江夏川は考えています。



トップの作り方は以下の2通りに分類されます。


①トップを作った時にバットが立っている

②トップを作った時にバットが寝ている



①を代表する代打者は松井秀喜氏(特に巨人最終年)でしょうか。

②を代表する代打者はあの王貞治氏(特に晩年)や、元広島カープの前田智徳氏(特に晩年)でしょうか。



では①トップを作った時にバットが立っている打者のバットの出し方です。


答えは、


バットを持った手(腕)を脱力して、バットを落とすように使う


です。


本当にバットから手を離してを落としてしまうとバッティングができませんよ。


これを縦振りと表現する場合もあるようです。



これによりグリップを最短距離でボールに向かわせることができます。


腕と手が完全に脱力しているので、体の回転によってバットはいい感じに遠回りしながら出てきます。




つぎに②トップを作った時にバットが寝ている場合のバットの出し方です。


こちらは


バットのヘッドを最短距離でボールにぶつける


感覚が必要です。



トップの時点でバットが寝ている=バットが遠回りしやすいという傾向があります。


バットが遠回りするのは打球を飛ばすためには必要なんですが、遠回りしすぎると打てないコースが出てきてしまうので注意です。


なので、遠回りしすぎを回避するためにバットを最短距離で出す必要があるのです。


バットを最短距離で出すんですが、実際には遠心力が加わるのでバットは本人が思っている以上に遠回りします。


※これをかの有名な手塚一志氏は著書で「イナーシャルギャップ」と呼んでいました。確か。



王貞治氏はどうだかわかりませんが、前田智徳氏のティーバッティングを(Youtubeで)見る限り、バットを最短距離で出している様子が伺えます。



ちなみにバットを立ててトップをつくるバッターが「バットを最短距離で出す」を実践すると、遠心力が使えないので単打しか打てなくなります。



くれぐれもご注意を。



バットの使い方の極意 [打つ]

こんにちは。

江夏川です。


今回はバットの使い方の極意という題名で書いていきます。


これはバッターにとって永遠のテーマなので答えは出ない問題なのですが、それでもあえて書いちゃいます。



早速バットの使い方の極意ですが、それは



バットを落とすように使う



ことです。



本当にバットを落としちゃうわけじゃありません。



スイングする際にバットを落とすくらい脱力するという意味です。



結局バットを持っている手というのは、構えた位置から自分のおへそのあたりまでしか移動させる必要がないのです。


バッティングは体を回転させるので、手の動きというのは複雑に見えますが、実は腕(手)の動きだけ取り出すと、構えた位置からおへそのあたりまでしか動いていないのです。

(高めを打つ場合なら、構えた位置からほとんど動きません)


だからバットを持った手は、構えた位置から脱力して、ピッチャーが投げてきたボールの高さまで「落として」やればいいのです。


ここに変な動きが入ると打てないコースが出てきたりします。


ありがちなのは手をピッチャー方向に出そうとして引っ張りしかできなくなるパターン。



手をピッチャー方向に出すということは、手を前に出そうとするということ。


ここに体の回転が加わると、手は自動的に引っ張る方向(右打者ならレフト方向)に向かって動いてしまうのです。



この手のバッターは外角に腰砕けなバッティングになります。

(その代わり内角には強かったりする)


なので、あくまでバットを持った手は落とすだけ。


ぜひお試し下さい。



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